激務をこなす看護師には、休憩が欠かせません。
そのため、看護師用に休憩室が用意されている医療機関もあり、リラックスして過ごせるようになっています。
しかし、休憩室がない場合は、短時間の休憩を取る看護師はナースステーションで過ごすことになるようです。
とはいえ、ナースステーションは、病棟の中心部にあり、入院患者が入室したり、その前を通過したりすることも少なくありません。
ですから、患者の目に触れるナースステーションで休憩を取る際には、最低限のマナーが必要になるでしょう。
1人だけで休憩時間を過ごす場合には、大人しく目立たないように努めることは難しくないと思います。
しかし、複数のナースが同時に休む際は、会話がはずんだり、羽目を外したりしがちになるので注意が必要です。
小声で会話を楽しむのは構いませんが、大声で笑ったり、叫んだりすることは避けましょう。
もし、病気に苦しみ不安を抱える入院患者の耳に、看護師のっ騒ぎ声が届いたら、患者は不愉快な思いをしてしまうかもしれません。
したがって、会話の話題についても、気を配る必要があります。
上司や同僚の悪口はもちろんのこと、患者の私的事項について話をすることはNGです。
ちなみに、悪口でなくても、患者の私的事情をナースたちが興味本位で話題にすることは、職業倫理に反します。
休憩時間にゴシップに触れることは、看護師の信頼を失う行為です。
それから、休憩時間のおやつは疲労回復に役立ち、看護師のささやかな楽しみになっていますが、口に入れると大きな音が出る煎餅やおかきなどは、好ましくありません。
また、にんにくチップスのような強い臭いがする食べ物も避けたほうがいいでしょう。